舐められたインペ
インペを飼育しいていると、時々ボロボロになったのが現れたりします。舐めるというか削られるというか、ボディーの黒ラインは消え、皮はざらざらに荒れ、ひどい時は尾びれも無くなってしまいます。最初見たときは病気だと思ったのですが、最近はこれがインペ同士によるものだと言うことがわかってきました。ただその原因は未だ分かっておらず、シェルターに押し込まれたモノが後ろから追いつめたインペに削られるとか、繁殖を促すためにオスがメスの身体を舐めるとか、いろいろな意見が出ています。とにかく複数飼育していてシェルターを入れていれば、起こってしまうことで回避するにはシェルターを抜くしかありません。でもそうなると繁殖も望めなくなりますよね。残念ですが、インペが水槽内で生活をしていく上でやむを得ない事なのかもしれません。


 

下半身が削られたような状態に。黒のラインもなくなり場合により尾びれも完全に失うこともあります。このような状態は片側オープンのシェルターなどに押し込められたインペが、別のインペに舐められるといった事でおう怪我だと言われています。自然に治ってしまう事もありますが、傷口から病気が細菌性の病気が感染する事もありますので注意が必要です。規定量1/3〜1/4程度で薬浴してあげるのもいいと思います。状態がひどいとろくに動かなくなり水流のあるところにでてきます。動きも鈍く餌も食べない、また呼吸が荒いといった状態はとても危険で、長くても2週間以内に死んでしまう事があります。ちなみに写真のこは完全に治癒できました。

 
 
同じように下半身を舐められたイレギュラーバンドのインペです。発見してからわりとすぐの状態の写真です。シッポのほうは完全になくなってしまっています。このこの場合、目に生気がないのが分かります。動きもなく逃げようともしません。結果として24時間もたないで死んでしまいました。こういう写真は載せるのがつらいですね。